万里の長城切手とは?具体的な買取相場と売却時の注意点を確認しよう!
近年、中国切手の人気が、切手コレクターの間で高まってきています。中国切手とは、1949年に中華人民共和国が成立して以降、中国国内で発行された切手類のことをいい、希少で高い価値のある切手が多く存在します。今回は、中国切手の中でも“万里の長城切手”に注目し、その特徴や買取相場について解説していこうと思います。
万里の長城切手とは?
では、万里の長城切手とは、どのような中国切手なのでしょうか?万里の長城切手は、1979年と2016年の2回に渡って発行された中国切手で、その名の通り、万里の長城のイラストがプリントされています。お城の頂上部分が大きく描かれたデザインが特徴的です。
1セットにつき、9枚がつづられているこの万里の長城切手は、特殊切手と呼ばれ、長く保管しておけば間違いなくプレミア価格になります。とくに、1979年に発行された万里の長城切手は、発行枚数が20万枚のみと少ないため、かなり高い価値があるようです。
また、万里の長城切手の右上に、“里喬内第31届国際郵便博覧会1979年”と金色の文字で加刷されているものは、さらに価値が高くなります。これは、1979年8月25日に「第31回リチオーネ国際切手展小型シート」記念切手として発行されたもので、わずか10万枚しか存在していません。
万里の長城切手の買取相場
万里の長城切手の特徴がわかったところで、ここでは万里の長城切手の買取相場を確認していきたいと思います。現在、高値で買取されるのは、2016年発行分ではなく、1979年に発行された切手になります。
1979年発行の万里の長城切手は、未使用小型シート1枚で4,000円~6,000円程度の値が付き、バラ切手4種は数百円程度となります。小型シートとバラ切手4種がすべて揃っている場合は、8,000円前後の買取額を見込むことが可能です。
また、前述した「第31回リチオーネ国際切手展小型シート」記念切手であれば、約4万円前後と買取価格が一気に跳ね上がります。「第31回リチオーネ国際切手展小型シート」記念切手の場合、保存状態にもよりますが、使用済みであったとしても2,000円~7,000円の値が付くことがあり、切手コレクターの間でかなり人気が高いことがうかがえます。
万里の長城切手の査定額を落とさないためには?
万里の長城切手を買取してもらうなら、できるだけ高い値で売りたいと考える方がほとんどではないでしょうか?高額買取してもらうには、もちろん切手の保存状態など、基本的な条件もありますが、ここでは万里の長城切手を損せずに高価買取してもらえる方法を紹介します。
■切手鑑定士に鑑定してもらう
切手を買取してもらう際は、必ず切手鑑定士のいる業者に持ち込みましょう。とくに中国切手は種類が多く、専門家でなければ正しい価値がわからないことがほとんどです。そのため、切手鑑定士のいない金券ショップや中古品買取店で査定してもらうと、万里の長城切手のような価値ある切手も数百円の評価しかしてもらえない場合があります。中国切手についての専門知識が豊富な切手鑑定士に鑑定してもらうことで、適正価格の買取を見込むことができるでしょう。
■2社以上に査定してもらう
切手をできるだけ高く買取してもらうには、2社以上の業者に査定してもらうことが重要です。買取金額は業者によって幅があり、価値の高い切手については、その差が何倍にもなる場合があります。複数査定してもらった中から、1番高い値を付けてくれた業者に買取ってもらうことをおすすめします。
まとめ
今回は万里の長城切手の特徴や買取相場、高値で売るポイントなどを解説しました。現在、価値を高く評価されている1979年発行の万里の長城切手は、8,000円前後の買取額が見込めるプレミアム切手ということがわかりましたね。万里の長城切手をできるだけ高く売りたいという方は、相場をしっかりと頭に入れ、切手鑑定士のいる業者2社以上に査定してもらうとよいでしょう。