パンダが描かれている中国切手は希少価値が高い?
中国の切手によってはパンダの図柄が描かれていますが、希少価値は高いです。
その図柄が描かれた切手は、1963年と1973年に発行されています。
前者の1963年に発行された1次切手は、1973年の切手よりも、日本国内でのプレミア価値は高いです。
1963年の1次切手とその価値
中国切手の中でもパンダのイラストが描かれている物は、主に2つの時期に発行されているのです。
中国でも有名な作家がイラストを描いている訳ですが、現在出回っている切手は1963年と1973年に発行されています。
前者の1963年の物は、1次切手と呼ばれます。
そして1973年が2次切手ですが、前者の1次切手にも3つの種類があります。
その時期に発行された切手の額面は2種類あって、8分と10分です。
なお前者の8分切手は2種類発行されていますから、全部で3種類発行された事になります。
8分の切手は600万枚発行されていて、10分の切手は300万枚になります。
この600万や300万という数字は、切手の発行枚数としては少ない方です。
流通枚数が少ないだけに、買取価格も比較的高めです。
1枚につき数千円での買取が成立する事が多いですが、切手によっては1万円に達する事もあります。
ところでたいていの切手には、「目打ち」があります。
そもそも郵便局などで買える切手は、たいてい複数枚がセットになっています。
複数の切手の境目にある部分は、目打ちと表現される訳です。
ですが目打ちは、全ての切手にある訳ではありません。
切手によっては目打ちがありませんが、中国で発行された切手も、それが無い事があります。
上述の一次切手の中には目打ちが無い事もありますが、それはプレミア価値が比較的高いです。
目打ちが無い切手は、発行枚数ははっきりしていません。
市場での価値は高く、買取価格は1万円台になる事が多いですが、切手によっては2万円台になる事もあります。
1973年発行の切手とそのプレミア価値
そして2次切手も、複数の種類が発行されています。
1973年の1月半ばに発行されていますが、全部で6種類あります。
4分と8分と10分と、20分と43分です。
2つ目の8分の切手は2種類あるので、全部で6種類という事になります。
上述の一次切手よりは発行枚数が多く、それぞれ1000万枚ずつ発行されました。
ですから2次切手は、全部で6000万枚発行された事になります。
そして切手のプレミア価値は、流通枚数に左右される訳です。
多くの枚数が出回っている切手は、プレミア価値も低くなります。
ですから2次は1次の切手よりはプレミア価値は若干低めです。
1次の方が2次よりも日本国内でのプレミア価値は高い
現に2次切手の場合は、日本国内でも比較的よく見かけます。
というのも当時は、日本との間で国交回復がありました。
その記念として、日本にも2頭のパンダが輸入されました。
それで日本国内では、その動物の大ブームも発生しています。
それに加えて、当時の日本国内では切手を集めるのがブームになっていました。
中国に注目する方々も増えた事もあり、日本に多くの切手が渡ってきた訳です。
特に2次切手は大量に渡ってきました。
ところで上述の国交が回復したのは、1972年になります。
ちょうど1年後に2次切手が発行されたので、多くの2次決定が日本に渡ってきました。
逆に、1次切手はあまり日本には渡ってきていません。
という事は日本国内でのプレミア価値は、1次切手の方が高くなります。
買取価格にもそれが表れていて、2次の切手はたいてい4000円台になります。
上述の1次のように、価格が2万円台になる事は殆どありません。
すなわちパンダが描かれた中国切手は1963年と1973年発行の2種類あって、それぞれ流通枚数も異なる訳です。
後者の方が枚数が多いので一次の方がプレミア価値は、高いです。
買取の価格は2万円台になる事もあるので、プレミア価値は比較的高い切手になります。