イボハナザルが描かれた中国切手は買取ショップでも人気!
中国切手は希少性が高いものが多くありますが、素人がその価値を把握することは難しいなどからも、買取店を選ぶ場合には、専門知識を多く持つ鑑定士がいるお店を選ぶことが重要です。
同じデザインの中国切手でも額面による価値の違い、裏糊の有無や目打ちの有無などにより買取価格も変わります。
イボハナザルは買取ショップでも人気がある
イボハナザルは漢字で書くと疣鼻猿、オナガザル科の猿で、顔と体の背面が黒色の毛で覆われていますが、顔のまわりから腹面にかけては黄金色をしているなどの特徴を持ちます。鼻はしゃくれていて上側を向いているなどの特徴もありますが、生息地は中国四川省の高山です。
この猿は別名キンモウコウ(金毛猴)やキンシコウ(金糸猴)などの呼び名もあるようです。イボハナザルは中国を代表する猿の一種であり、中国切手の図柄に採用されています。中国切手の通称イボハナザル切手は1963年9月25日に発行が行われたもので、図柄の下側には中国人民郵政の文字が刻まれています。
中国切手を販売もしくは買い取るショップで人気がある一種ですが、切手の状態に応じて並品・美品などのようにランク分けが行われる、使用済みの場合でも買取の対象になることがあります。一般的に使用済みの切手は買取ができないケースが多いのですが、中国切手の場合は希少価値に応じて可能なこともあるので査定に出すのがおすすめです。
イボハナザルには6種類の切手がある
イボハナザルが描かれている切手は額面が8分・10分・22分の3種類です。
但し、この切手には四隅にギザギザがある目打ちありタイプとギザギザがないタイプが存在しており、厳密には6種類にわかれています。一般的に額面が高い方が値段は高い傾向にあるのですが、イボハナザル切手は額面が一番安い8分に価値があると言われています。
また、価値があるものは発行枚数が少ないイメージを持つ人も多いかと思われますが、この切手の発行枚数は、8分が592万1,000枚、10分は300万枚、22分は100万枚です。目打ちなしの切手の発行枚数は不明なのですが、ギザギザがあるものよりもないものの方が価値は高く、その理由の中には一般販売向けに発行が行われていたものは目打ち入りタイプだからです。
目打ちなしタイプの発行時の値段は、8分が定価12分、10分は定価15分、22分は定価33分で販売が行われていたと言いますので、切手を購入する人にとっては額面通りの目打ち入りの方が良かったわけです。
イボハナザル切手の買取相場はどのくらいか?
ショップで人気を持つと言われているイボハナザル切手ですが、買取に出すとどのくらいの値段で売ることができるのか、気になる人も多いことでしょう。バラ品よりもシート、1種類よりも3種類がセットになっている方が高い評価を貰うことができます。
そのため、バラ品でも3種類がセットになっている場合、切手の状態にもよりますが2,500円前後が相場だと言われています。これは目打ちありタイプの場合で、目打ちなしタイプの場合は3セット品で1~2万円前後が相場のようですが、中国切手を専門に買取しているショップの値段の中には、3セット36,000円などの金額の提示が行われていることもあります。
セットになっていない場合でも買取して貰うことが可能です。8分は130円~900円、使用済みですと20円~60円、10分は100円~600円で使用済みは20円~80円、22分は120円~800円、使用済みは70円~250円が買取相場です。
イボハナザル切手は額面が3種類あること、目打ちの有無により全部で6種類にわかれているのが特徴です。
また、バラ品でも3種類がセットになっている場合、買取価格が高くなる傾向を持つこと、目打ちなし品はさらに高価な値段で買取して貰えるなどの特徴があります。