世界平和記念切手はプレミアもの?買取相場と高価買取のコツとは
世界平和記念切手とは、ヴェルサイユ条約締結を記念して発行された記念切手です。希少価値の高い切手は軍事切手や中国切手などさまざまなものがありますが、世界平和記念切手はどのくらいの価値があるのでしょうか?この記事では世界平和記念切手の買取相場と、効果に買い取ってもらうためのコツを紹介します。
世界平和記念切手とは
世界平和記念切手は1919年7月1日に発行された記念切手であり、ヴェルサイユ条約締結を記念して発行されました。ヴェルサイユ条約とは第一次世界大戦でドイツと連合国により交わされた講和条約のことであり、これにより第一次世界大戦は終結しました。
種類と発行枚数
1銭5厘切手は1,147万枚、3銭切手は1,190万枚、4銭切手は2,132,000枚、10銭切手は1,772,000枚発行されました。中央には平和の象徴とされる鳩が描かれており、3銭切手と10銭切手には鳩に加えてオリーブも描かれています。「鳩とオリーブ」は世界共通で平和の象徴であり、これが描かれた世界平和記念切手はまさに平和を象徴する記念切手といえるでしょう。
世界平和記念切手の買取相場
1銭5厘切手と3銭切手はあまり買取相場が高くなく、使用済みで50~80円、美品であれば200~400円が相場でしょう。しかし、発行数が少ない4銭切手と10銭切手は売却価格が高くなります。4銭切手は使用済みで240円ほど、美品で600円ほどですが、10銭切手は使用済みで700円、美品で2,100円ほどです。
さらに状態がかなりよければ、5,000円で取引きされることもあります。「古い切手はプレミアがつくのでは?」と思われがちですが、発行数や需要によってはそうでもないようです。世界平和記念切手においては使用済みの1銭5厘切手と3銭切手は買取価格が低い傾向があるため、見つけた時に状態が悪ければ遺品や記念品として大切に保管するのもよいでしょう。
世界平和記念切手を高価買取してもらう方法
世界平和記念切手は状態によってかなり価値が変動することが特徴です。そのため、高価買取してもらうためにはよい状態での保存が必須となります。そのほかにもポイントはありますので、売却を検討している方は参考にしてください。
よい状態で保管する
世界平和記念切手は、並品と備品でかなり価格が変わる切手です。そのため、見つけた時は切手を重ねることなく大切に保管しましょう。1枚ずつ小さなクリアファイルに入れる方法がおすすめです。専用の台紙もあるようなので、特にきれいに保管したい方はそちらを使う方がよいでしょう。
複数枚あれば同時に売却
1枚だけの売却ではあまり高くなりませんが、複数枚見つかったのであればまとめて査定を依頼しましょう。また、4種類すべてあればセットでの売却がおすすめです。コレクターは全種類の収集を目的としているため、セットになった状態であればかなり需要が高まります。
業者の買取実績を確認する
記念切手などプレミアがついているものを売却する場合、業者の買取実績の確認は必須です。もし実績が少ない業者で査定を依頼すると、本来より低い金額での買取りとなる可能性があります。記念切手を売却するのであれば、切手の買取実績が豊富な業者や切手買取専門店などに依頼しましょう。こうした業者はきちんとした鑑定スキルを持っているため、適正価格で取引を行えます。
まとめ
世界平和記念切手の買取相場や高価買取のポイントを解説しました。世界平和記念切手は高値が期待できる切手の1つですが、状態や種類によっては高値が付かないこともあります。そのため、見つけ次第きちんと保管することが最も重要です。もし複数枚発見したり4種類そろっていたりするのであれば、まとめて査定に出すとよいでしょう。1枚だけではあまりまとまった金額にはなりませんが、複数枚あることやセットでそろっていることにより、1枚ずつ売るよりも値段が高まるケースがあります。