梅蘭芳舞台芸術切手とは?高額買取が期待できるプレミア切手を紹介!
中国のプレミア切手のひとつである、梅蘭芳舞台芸術切手。切手をはじめとする文化財のほとんどが処分された、文化大革命を経験していることからも希少価値が高い切手です。梅蘭芳舞台芸術切手とはどのような切手であるのか、買取相場はどのくらいなのかだけでなく、梅蘭芳舞台芸術切手を売るときの注意点も紹介します。
梅蘭芳舞台芸術切手はプレミア切手のひとつ
梅蘭芳舞台芸術切手は、1962年に発行されたプレミア切手です。中国の古典演劇である戯曲演劇の女形京劇俳優「梅蘭芳(メイ・ランファン)」を題材にしています。梅蘭芳は、国民からだけでなく、北京を訪れた外国人が舞台に押しかけるほどの人気を誇った俳優です。
京劇を近代化させた立役者でもあり、梅派を創設させた重鎮でした。梅蘭芳舞台芸術切手には「小型シート(貴妃酔酒)」と「全8種完結の切手」があり、消印付きやバラ切手であっても高額での売却が期待できます。とくに「貴妃酔酒」という舞台を描いた切手は、発行枚数が2万枚と少なく、さらには文化大革命によって多くが処分されたことからも希少価値が非常に高いです。
梅蘭芳舞台芸術切手の買取相場
戦時下において国民の希望ともなった梅蘭芳を題材とした梅蘭芳舞台芸術切手は、プレミア価格で取引されています。切手の額面自体は1円から49円程度でありながらも、買取価格は小型シートであれば数十万円、バラ切手であれば未使用8種セットで5万円前後、使用済みでも2万円前後です。過去、未使用美品の梅蘭芳舞台芸術切手は、百万円前後の高額で買取されたともいわれています。目利きの高い査定員に査定してもらうことで、より満足できる買取価格が期待できるでしょう。
梅蘭芳舞台芸術切手を売るときの注意点
正しい価値で梅蘭芳舞台芸術切手を売却するには、いくつかの注意点があります。価値を落とさないためにも、事前に注意点を把握しておきましょう。
シート切手はばらさない
梅蘭芳舞台芸術切手がシートの状態で見つかった場合、決してばらしてはいけません。切手の価値は切手の美しさだけでなく、どれだけ完璧な状態に近いかにも左右されます。切手は基本的にシート売りであり、シートの状態が完璧な状態です。従って、シートからばらしてしまうと、せっかくの梅蘭芳舞台芸術切手の価値も下がってしまいます。
複数種を所有している場合はまとめて査定する
梅蘭芳舞台芸術切手は全8種あります。たとえバラの状態であっても、8種すべて揃っていなくても、一度まとめて査定するのがおすすめです。場合によっては小型シート相当の高価格となる場合もあります。
切手の保管状態を良好にする
切手の価値を落とさないためにも、切手に直接触れないようにします。とくに梅蘭芳舞台芸術切手は古い切手であるため、劣化しやすい状態です。指先についた汗や皮油が付着しないよう、破損しないように、すぐにストックブックや名刺カードなどで保管します。なんらかの用紙にくっ付いているばあいは無理に剥がそうとせず、丁寧に保管しましょう。
複数の買取専門店で査定してもらう
切手の状態により査定額は異なります。後悔しないように、適切な価格で売却できるように、複数の店舗で査定を受けて買取価格を比較するのがおすすめです。事前にネットなどで買取相場を把握しておくのもよいでしょう。ネットオークションに出品したい際も、査定額を参考にすれば間違いないといえます。
まとめ
梅蘭芳舞台芸術切手は、京劇を代表する四大名旦のひとりである梅蘭芳を題材にした中国の切手です。高値がつくとされている中国切手は、文化大革命前である1955年以前に発行されたものですが、1962年に発行された梅蘭芳舞台芸術切手もプレミア価格で取引されています。鮮やかな衣装を見に付けた梅蘭芳が目を引く梅蘭芳舞台芸術切手を見つけた際は、一度査定を受けてみてはいかがでしょうか。