中国切手の宅配買取は段ボールにごちゃごちゃに入れてもOK?
中国の都市部に行くと多くの骨董品屋を見かけます。その中でも切手や紙幣を専門に扱っている店舗があり、とくに切手は人気です。日本でも切手を集めている人が多くいますが、中国切手の中には高額で取引されているものもあります。それで、家に眠っている中国切手を売ることも可能ですが、どの点に注意して買取してもらえばいいでしょうか。
段ボールにごちゃごちゃに入れて送らない
切手はとても小さく繊細なものです。中国切手を集めている人なら扱いはすごく丁寧で、指紋がつかないように細心の注意を払います。収集マニアは集めた切手をきれいにアルバムに並べて保存しますので、状態の良し悪しはすごく大切になります。
しかし、買取してくれる会社に段ボールにまとめて送るようであれば、印象はよくありません。しかも、その中にプレミアム切手が入っていてもそれを把握していないなら、二束三文で買い取られてしまう可能性があります。手間かもしれませんが、手袋をしてピンセットを持って一枚ずつきれいアルバムに貼ってから、買取業者に送付するのが一番よいでしょう。
その手間が買取価格に影響するかもしれませんから、休日など時間がある時に頑張って整理することが大切です。整理してみるとそれほどかさばるものではないので、送料は安くすみます。中国切手を送る前にきれいに整理してから、買取業者に送ることがとても大事な点といえるでしょう。
どんな切手が高く売れるかは希少性で決まる
もし金が鉄のようにたくさんあったら、それほど高く売買されることはありません。地球上に金は少なく、その希少性ゆえに高値で取引されます。そして、それを手に入れたいと思う人がたくさんいるので値段が上がっていきます。つまり需要と供給で、需要が大きく供給が少ないと価値が高くなります。
中国切手も同じで希少性と需要の大きさで値段が決まるのです。とくに有名なのは赤猿の図柄の中国切手で、高く売られています。それ以外で高額なのは文化大革命の図柄の切手です。日本人で文化大革命を理解している人はそれほどいませんが、その切手には高値がつけられています。集めている人が多いということです。
また、人気があるのはパンダで日本でも動物の切手を集めている人は多いですが、それ以外は値段がだいぶ下がってきますので、まずは高値の中国切手が手元にないか確認できます。なくてもエラー切手やシートで揃っている珍しいものなら喜んで買取してくれるでしょう。
切手収集は図柄を楽しむことが大切です
中国切手を見ているときれいな牡丹の花であったり、可愛らしい動物の図柄であったり、目を楽しませるものがたくさんあります。もし査定してそれほど価値がないとしても、それらの中国切手を手元に置いておくのも一つの選択肢です。それほど場所をとりませんし、切手の値段はアップダウンを繰り返しますので、将来値段が上がることもあるかもしれません。
切手にはその時の時代が反映されており、四季を感じることができ、きれいに飾ればインテリアにもなります。需要がなくて値段がつかなくても自分が楽しめればそれはいいことです。本来、切手収集をする人はその価値だけでなく、そこに見られる動物や植物、建造物、景色などを見ながら想像力を膨らませて1人の時間を楽しんできました。
手元に中国切手があるなら中国の風景を思いに馳せながら、その世界を楽しむことができます。切手を通して異文化を感じることができるのは、幸せな話といえるのではないでしょうか。
中国切手を買い取ってもらう時にダンボールにごちゃごちゃに入れてはいけません。一枚ずつきれいに整理してから送る方がいいです。そして、価値があるかもしれない切手を事前に調べておくことも大切です。そうすることで後悔することを避けることができます。