5種類しかない毛沢東の中国切手の一つ「毛主席像」切手とは?
中国切手の中でも、とくにプレミア切手といわれるのが毛沢東関連の切手です。プレミア切手といわれる理由は、毛沢東が行った文化大革命が関係しています。ところで毛沢東関連の切手の代表作といわれているのが「毛主席像」です。では、一体どんな切手なのでしょうか?今回は、中国切手「毛主席像」について詳しくご紹介します。
5種類で完品!毛主席像について
中国切手「毛主席像」とはどんな切手なのでしょうか?以下では、中国切手「毛主席像」について詳しくご紹介します。
毛主席とはどんな人物なのか?
毛主席とは、1949年に中華人民共和国を建国後、初代国家主席になった毛沢東(もうたくとう)のことです。
中国切手「毛主席像」とはどんな切手なのか?
中国切手「毛主席像」とは、1967年7月に発行された毛沢東関連の切手のことです。
「毛主席像」が発行された理由は?
「毛主席像」が発行された理由は、発行された1967年が中国共産党設立46年目の節目であったからです。「毛主席像」に、毛沢東の肖像画が使われたのは、当時毛沢東が国家主席だったからでした。
「毛主席像」は全5種類で完品
「毛主席像」は全5種類で完品です。軍服を着て、笑顔で遠くを見る毛主席の肖像が描かれています。「毛主席像」には、毛主席万寿の祝い、中国人民郵政、切手の額面などが記載されています。
「毛主席像」の特徴とは?
「毛主席像」の特徴は次の2点です。1点目は全5種類の絵柄は全て同じですが色調が異なることです。2点目は切手の額面は「4分」「8分」「35分」「43分」「52分」の5種類があります。
額面の「分」とは何か?
額面の「分」とは、中国のお金の単位のことです。お金の単位は、高い方から順番に、元(yuan)・角(jiao)・分(fen)の3つがあります。お金の変換は1元=10角(毛)=100分です。現在、1元が日本円で30円とすると、1分は0.3円です。ちなみに「4分」は1.2円ということになります。ただし切手の額面は、あくまでも文化大革命時代のもので現在とは異なります。
毛沢東の中国切手はプレミア価値がついている
毛沢東の中国切手はプレミア価値がついているといわれています。一体なぜでしょうか?
こちらで詳しくご紹介します。
なぜ毛沢東の切手はプレミア価値がついているのでしょうか?
現在、毛沢東の切手がプレミア価値な理由は文化大革命が関係しているからです。発行当時、文化大革命中だったことで、現在毛沢東関連の切手はプレミア価値になりました。
主に次の3つの原因があげられます。
1つ目はコレクション目的での切手の購入は禁止されていたこと、2つ目は同じようにコレクション目的での国外輸出は禁止されていたこと、3つ目は当時国内がほぼ内戦状態に近い大混乱が起こっており多くの切手が消失したからです。
これらのことから、現在毛沢東関連の切手はプレミア価値がついています。
毛主席像の買取平均価格
中国切手「毛主席像」の買取平均価格はいくらなのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
「毛主席像」の買取平均価格はいくらなのか?
中国切手「毛主席像」の買取平均価格は4〜8万円ほどです。
最大いくらで買取ってもらえるのか?
「毛主席像」は5枚そろって、状態がよく美品であれば最大5〜6万程度で買取が可能です。
5枚の中でとくにプレミア切手はどれか?
「毛主席像」の中でも「35分」「43分」「52分」などの2ケタの額面の切手はプレミア切手です。理由は発行期間が短く、市場への流通量が極端に少なかったからです。とくに2ケタの「毛主席像」をお持ちの方は高額買取が期待できます。
まとめ
今回は、中国切手「毛主席像」についてご紹介しました。今回のポイントをまとめると、中国切手「毛主席像」とは1967年に中国共産党設立46年目の節目に発行された記念切手ということです。5枚そろっている時の買取平均価格は4〜8万円ほどです。また5枚そろって、状態がよく美品であればさらに買取価格があがります。本記事が中国切手「毛主席像」について詳しく知りたい方に届けば幸いです。